BibTeXをSIST02に対応させる方法

TeXには参考文献を簡単に挿入、管理できるBibTeXがあります
 LaTeX(文献の参照BibTeXの書き方)

書式を考えずに使えて楽なんですが、残念ながらSIST02には対応してません
 科学技術情報流通技術基準 SIST ハンドブック

日本の独自仕様だからしょうがないと言えばそうなんですが、なんとかして対応させてみました
ただし、文献種類はarticleにのみ対応させました
他の文献にも対応させる場合は、この記事を見てそれぞれ対応させてみてください
 

設定ファイルはこちらです
jplain_sist02.bstをダウンロードし、C:\w32tex\share\texmf\pbibtex\bstにおきますgithub.com

texファイルには末尾に、

\bibliographystyle{jplain_sist02}
\bibliography{文献データベース名}

と書いておきます。文献データベース名.bibは論文提供サイトなどからダウンロードできると思います。

 
どこら辺を変えたのかを書いておきます。
元となる設定ファイルは、C:\w32tex\share\texmf\pbibtex\bstにあるjplain.bstを使用します
文法的なことは以下のサイトが役に立ちました
 bst ファイルのカスタマイズ - Okomeda Net
変えた個所は以下の通りです

  • 出版年を巻数、号数、ページ数の前に表示する
  • 出版月の表示を消す
  • 著者の姓名をコンマで区切る
  • 著者名同士をセミコロンで区切る

今回はarticleだけでしたが、他の文献でもひとつずつ直していけば大丈夫だと思います