エディタ戦争のお話
この記事は、mast Advent Calendar 2016 の18日目の記事です。
www.adventar.org
Adventerのほうの説明では、高専とmastを絡めて書けたらいいなと言っていたんですが、すでに高専の説明の記事が投稿されていたので高専について気になる方はそちらをご覧ください。
じょんじょん三段活用 — 高専ってどんなとこ?
改めまして、mast13に三年次編入してきたはしづめといいます。
今回は、高専にあってmastにたぶんない文化であるエディタ戦争について書こうと思います
エディタ戦争
世界には二つの大きな派閥があります。
それはemacs派とvim派です。
プログラマーたちは日夜、どのエディタを使うべきかを主張し戦っています。
私はプログラミングを始めた当初からemacs派でして、高専時代はvim派のクラスメイトとよく血を血で洗うような戦いをしてきました。
しかし、mastに入ってからはエディタ派閥に遭遇せずエディタ戦争をすることはありませんでした。mastに入り今までのような戦いができなくなり少し寂しい気分です。
そこで今回はみなさんが今すぐにでもエディタ戦争始められるように簡単な説明をしたいと思います!
それぞれの言い分
emacsとvimはそれぞれ昔からあるエディタです。それぞれの派閥がどんな言い分を言っているのかまとめてみます。
emacs派
- emacsはモードをいちいち変えなくていい!
vimは入力モードとコマンドモードが存在し、iキーやescキーでいちいち変えなければいけない。emacsならモードは存在せず入力もコマンドもそのまま入力できる。
- Lispで拡張できる!
emacsにはemacs lispというものが存在し、自由に拡張することができ、webブラウジング、メーラー、twitterなどさまざまなアプリがemacs上で実装されている。
- emacsはOSだ!
emacs上級者はパソコンを起動したらまずemacsを起動するらしい。そしてemacs lispで作られたアプリを使い生活をする。emacsはもはやOSだ!
emacsやvimを使うと本当に便利なこと
mastはエディタ戦争はないにしろ皆が使っているエディタはほとんどがSublime TextかAtomのような気がします。この二つもモダンで使いやすいのかもしれませんが、emacsやvimを使うと本当に便利なことがあるんです。
それはキーバインドです。
キーバインドはショートカットのようなものでエディタのさまざまな機能を呼び出すキーの組み合わせのことを言います。emacsやvimのキーバインドはほぼすべてホームポジションから移動しなくて済むようにできています。
例えば、カーソル位置を移動するために十字キーを操作する、文字を消すためにbackspaceキーを押すなどの行為はホームポジションから指を移動させなければいけません。これはタイピングが遅くなり、生産性が下がってしまいます。
しかし、例えばemacsならC-f
,C-b
,C-p
,C-n
*1で十字キー、C-h
でbackspaceキーを使用することができます。
最初はなれないと思いますが、なれるととても使いやすくなるのでmastのみなさんにはぜひ試してほしいです。
終わりに
まあ、どのエディタを使うのもいいかと思うんですけど、ぜひぜひこだわりを持ってエディタを使ってほしいなということです。エディタの熱いトークで盛り上がれるぐらいには。
そして、
alias vim='emacs'
と打てば世界が平和になりますよ
*1:Cはctrlキーのこと
KiCadメモ書き
フットプリントを作る
最新のバージョンにはモージュールエディタはなくなったっぽい?のでネット上の多くの情報は使えず、以下のサイトを参考にしました。
fpga.blog.jp
古いフットプリントを新バージョンに移行する
ネットに落ちているフットプリントを使用しようとしても古いバージョン向けで使えない場合があります。その場合は以下の方法で変換する必要があります。
snap2.exblog.jp
チップ抵抗のサイズ
KiCadにデフォルトで入っているフットプリントのサイズはEIAなので注意。日本はJISで書かれていることが多いので以下の表で変換をする。
SMD(Surface Mount Device) チップサイズ一覧
Pcbnewのレイヤの意味
以下のサイトを見ればレイヤの意味が大体わかります。
uchan.hateblo.jp